月刊・新井英樹 SP

あれ?もう更新したの?と若干驚いたあなたへ。先日のブログであまりお伝えできなかったダンナのお話をしようと思い、最近においては比較的短いスバンで更新しました。手前味噌は一応ワタクシのブログなんですが、ダンナが何も世間様に発信しておらず、数は少ないけれど熱く義理堅い(と思うんだよなー)読者の方々について来てもらいたくーその一心で設けております、この企画。題して

「月刊 新井英樹SP」

お待たせいたしました。



さて、最近の新井ですが、昨年から痩せ続け、

「病気?!」

と久々に会う方々にご心配をかけてますが、なんのことはない、普通に運動し、食い過ぎをやめただけです。長年ダンナの担当編集をして下さってるSさん曰く

「新井さんは前は太っていることによって、ちょっと可愛らしいカンジに見えてたんですけど、痩せたらフツーのおっさんになりましたよね」

正に。



そんなフツーのおっさんに戻った新井英樹

このところ音楽関連の仕事が結構ありました。



其の1 MOROHA

MOROHA(モロハと読みます)とは?

Wikipediaから引用させていただきますと



MOROHAは日本のラップグループ。2008年にアフロ(MC)とUK(ギター)で結成。2010年のサマーソニックへの出場権をかけて争う「出れんの!?サマソニ!?」にエントリーした。審査の過程において曽我部恵一から「MOROHA、本当にヤバイ。事件だと思います。」と評され曽我部恵一賞を受賞した。



という実力派の二人組、MOROHA。そのMOROHAの満を持して出た2ndアルバム「MOROHA II」。なんとこのCDジャケットを描かせていただきました。 お二人が新井ファンだということで (ありがたい!)こんなカッコイイ仕事がいただけたようです。







ワタクシも聞かせていただきました。

カッコイイです。

ラップとかヒップホップって何?違いはわからねど魂は伝わります。現代の詩人なんですよね。

3曲目の「ハダ色の日々」と7曲目の「勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ」が個人的にはツボでしたね。厳しいからな、音楽業界。わかる。わかるよ。とやはり厳しい漫画業界でアップアップしてるおばさんの胸に深く刺さるのであった。



新井談

「既製のバンドと違った唯一無二感。語りかけてくるような、叩きつけてくるような、言葉とギターが真摯に切実に胸にせまってくる。彼らの叫びを聞いてください」

というワケで、興味のある方、買ってください。もう直接グイグイいっちゃう。買ってください、若い才能を応援したい方。





其の2 エレカシドキュメンタリー映画

これ触れにくかったんですよね〜。なにしろ普段からワタクシが「好きだ好きだ」と言いすぎて、恥ずかしいというかー。しかし今でこそワタクシの方がエレカシエレカシ言うてますが、もともと大ファンだったのはダンナの方で。その辺は新井マニアならとっくにご存知のはずですが、初期代表作「宮本から君へ」は 紛れも無くエレカシのミヤジから付いたタイトルですし。

ただこれミヤジをそのままモデルにしているワケではなく、その存在にインスパイアされたーらしいムネをワタクシミニインタビューしたのでお聞きください。



入江(以下i)

「『宮本』の宮本浩はイコールミヤジではないんだよね?」

新井(以下a)

「そう。モデルか?って言われると違う」

i「あくまでもその存在にインスパイアされたものだと?」

a「そう。あの頃の(初期)宮本のライブでの怒りとか苛立ちが、そのまま自分が世間に怒ってることとか自分自身に怒ってることと重なって」

i「だから宮本っていいながら、結構自分のことだよね」

a「うん、ある種。ちょうど自分が怒ってる時に宮本がいたーと」

i「タイミングが合ったんだな」

a「そーだね」

i「今現在は?世間や自分に対する怒りはなくなった?」

a「いや、形をかえただけでなくなってはいない。」

だそーですよ、みなさん。



しかしなんやかんや言っても エレカシとミヤジが大好きなんですよ、ダンナは。そしてそんな男たちが ドキュメンタリーで思いのたけを語っております。ワタクシも見ましたが、素晴らしく面白いです。もちろんエレカシのメンバーが出てるだけで(そう、イシくん、トミ、せいちゃんも大好きなの←蛇足)楽しいに決まってるんですが、それを差し引いても面白いです。全員のキャラが浮き彫りになっていて、それを語るエレカシ心酔者たちもまたキャラが出ている。神様のキャラ付けには勝てないな〜と思いますね。



最初はダンナが出ていることがネックになり、逆にイマイチ見る気にならんなあーと思っていたのですが、実際に見たらあんまり気になりませんでした。ただ、撮影時より大分痩せたので 映画に出ているダンナはまだ丸いのであった。



インタビューアーティストも豪華。「ここに入れてもらっていいの?俺」とダンナ尻込み。ホントですね。SPITZのマサムネ様を筆頭に音楽好きにはたまらない御仁ばかり。必見です。



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さて、こんなふうに書くといかにもいいカンジで漫画家やってるように見えてるダンナかと思いますが、相変わらず家計は火の車、自転車操業は止めるわけにもいかず、娘の進学問題もありハラハラドキドキの毎日であります。

ダンナか自分が売れればなあーなどと甘い夢も、もはや見てないしな。や、まかり間違って、売れたら嬉しいけど。そんな世の中来るかねえ。とりあえず神様にお願いはしていますが。 どうぞ、何卒、応援してやってください。愛あるみなさん。

漫画の方もヨロシクです。





そして、ドサクサ告知。ワタクシのあやしいエッセイ漫画「今日もウチで呑んでます」By漫画ゴラク増刊『酒楽(さけらく)』も11月28日木曜日発売です。担当編集Sさんのお話によれば、

「前号、都心部では好評で、手にはいらないという話もアチコチで聞きました。コンビニはセブンイレブンが比較的置いてあるようでしたね」

とのことです。

全体的にゆるくて楽しいカンジですので、そーいうのが好きな方、酒飲みながらドーゾ。
遅筆なのに仕事増やして大丈夫なのか、自分。そしてダンナ。

まだまだ 自転車操業は続くのか?


それはそうと、我が愛自転車の白号がいよいよ ヤバイかも。変な音してます。治すのに一万円以上とか言われたら…
泣いちゃう。