愛、燦々とぶらり取材旅

今ワタクシはみなさまから送っていただいたハガキを読んでいます。



そう、あの小冊子「おかめ三昧」応募の際に送ってださった、あの、好きな場面とみなさまからワタクシへのメッセージを書いてくださってるアレですよ。

実は先日、 編集部でもほんの一部を読ませていただき、「うわあ〜コレウチで一人で読んだら泣いてたわ〜」と、心中感動の嵐でございました。あの時はよかった。まだ抽選してないから。現在すでに当落が決まり、個人情報を守るために住所などが消し去られたハガキがワタクシの手元にあるワケでー。



「あー−−…」

「むー−−−…」



一枚読む度苦渋の声をあげております。



かわいい絵、おかめ一家の似顔絵、暖かいお言葉などが書かれておりー

なかには かわいく

「当たりますよーに」

「当てて〜」

と 書かれていたり、わざわざ封書で送ってくださったりとか

「だめだ 辛い。抽選はやっばり酷すぎる…。みんなに当てたい。うが〜〜〜」

叫んではもがき、側で不承不承受験勉強している娘の妨げとなっています。



ハガキ一枚一枚に書いてあることがー なんかスゴいです。みなさん「おかめ」愛にあふれている。グイグイきます。



「この方3枚も送っている!」

「この方あのブログで応援してくださってた人では?」

「この方手の手術して字を書くのが大変なのに送ってくださったんだ」

「あ〜この方はいつもハガキ送ってくださるあの人」



と、万が一私が抽選に加わっていたら全プレにしてくれ、この通り!と土下座して編集部の方々を困らせただろうと思います。そのぐらい深い愛。ガッツリ受け止めさせていただきます。 落選した方、ホントにごめんなさい。そして、こんなにヤスコさんたちを好きになってくれて ありがとう。 新連載、とっつきにくいかもしれませんが、がんばります。









イカン、「おかめ」愛にやられ頭が「おかめ」になってしまってましたが、「たそがれたかこ」の話をさせてくださいね。



「たかこ」になってから取材づいてます。

BE-LOVE本誌22号では たかこさんが秋葉原タワーレコードに行く話になってますが、ハイ、行ってきましたよ、アキバのタワレコ



最初、ここを描きたいと担当Mさんに相談したところ 、お互いに思ったことは
「まず、ムリだな」

でした。

センスやオシャレで名の売れてる作家さんならともかく、代表作は?と聞かれて「おかめ」です、読者層は中高年、下町のおばちゃんの日常です、なんて答えたらさあー私がタワレコの人なら断るな、と。Mさんも そう思ったであろうことは、

「う〜ん、ちょっと敷居が高いかもしれませんねえ」

という遠慮がちな言葉からもなにげにうかがえる。 スタイリッシュで音楽好きな若者の象徴であるタワレコさんが、こんな 生活臭プンプンの



中年(描いてるものも)



を受け入れるハズがない。



「一応 聞いてみますけど、ダメだった時はどうしますか?」

とMさん。ダメである可能性は高い。

同業のよしみで例のごとくダンナに相談するも

「あー 難しい。ネットで画像探すしかないかも」

うーん、それだと細かいところがわからないし、イマイチ臨場感が…。



とりあえずダメでもいっぺん行ってきてーなんぞと、行きつもどりつ考えていると

「取材OKが出ましたよ〜!」

とMさん天使の声。

マジか?! そんなことがありうるとは。いや、そんなに不可能だと思ってんなら内容かえろよって話なんですがね。



いざ取材に出かけてみれば、そんな悩みが払拭されましたねー。

実に感じのいい対応に、全てを忘れ、(取材だってことも)

「あっ これ買おうと思ってたバンドの新譜」

「あっスピッツの新譜だ、買おーっと」

「あっマキシマム〜はダンナが買ってたな」

なんぞと例のごとくハシャギ放題。そして例のごとく翌日落ち込む、という…。

なんか人と会った翌日、落ち込むんですよ、この数年。緊張とハシャギすぎによる饒舌になり「失言があったかもしれん… 気遣いにかけた行動があったな」

と、まあこれはメールのやり取りなんかの後にもいつも思うことですが。

ハイ話が大きくそれました。



もどしまして、そんなふうに気後れ気味のわたくしを有頂天にさせてくれるタワレコ。広報担当の伊早坂様、タワレコ秋葉原店様、この場を借りまして深く御礼申し上げます。



さらに毎週、深川方面に自転車で取材に出てます。取材ーというか、カメラ持ったブラリ旅ですが。

たいがい森下に出て町並みを撮り、萬年橋付近に自転車を止め、隅田川テラスに降りるとか、新大橋まで行って川をながめて、和菓子屋さんでわらび餅買って帰ったり、肉屋さんでコロッケ買って帰ったりー。

取材という緊張感あふれるイメージゼロののんびり感ですが、目だけはターミネーターのごとくあっちこっち見てるので、帰ってくるとけっこー疲れてます。昔20代の頃なんかは もっと無茶して、言問橋の欄干によじ登って撮ったり、修善寺に一人ででかけ変質者に遭遇したりと、なかなかがんばってたんですが。がんばりがききませんな、このところ。



しかし取材は楽しいので大好きです。次はあなたの町に マジ行くかもしれませんよ〜。
というわけで、新連載がんばってます。





あっ そーだ、告知、告知。

夏にゴラクさんから出た増刊 「酒楽」がまた今月末に出ます。 またもあやしいエッセイでおじゃましております。キョーミのある方、コンビニへGO。





ダンナ新連載、わたくし新連載、娘受験で、家族みん 奮闘中です。

我が母とバニちゃんのみ安定ののんびり…。