みなさま 感謝でございます

陽がのびてきましたね。だんだん冬が終わりに近づき、名残惜しいです。コタツが大好きなので、一年中コタツに入っていたいのですが、さすがにゴールデンウイーク時にはしまいます。まだまだ先の話やんけと思っていても、あっという間ですからね、ここから初夏までは。



そんな季節に、いきなりですが最終回でございます。みなさま長らく「手前味噌」に遊びにきてくださりありがとうございました。



何故に?と思われますでしょうが、みなさま、覚えておられるでしょうか。ワタクシ、「PCに強くならねば、いや 今年こそPC学ぶ!」と 2年連続ぐらい息巻いてたのにもかかわらず、結局なんも馴染んでおりません。このブログも未だに友達にあげてもらっております。また痒いところに手が届くように手早く快適にUPしてもらえるもんで、このままだと未来永劫、お世話になりっぱなしなってしまうでしょう。それではイカンぜよ!娘もPCを新調したことだし、習うなら今がチャンスかも!?と自分を奮い立たせているわけです。

イムリーに卒業シーズンだし、 ここで発表しちゃえば、後にひけないだろうしな。 そんなワケで近々、またどこかで何らかのカタチで皆様にお知らせができるモノを始める予定でおります。

と軽く言ってのけたけど、やれんのか?現時点では何にも決めてないんだよなあー。こんなことで上手くいくのか定かではありませんが、自力で(なるべくね)なにか立ち上げる予定。

わ〜言っちゃったよ これでもう後には引けないな。

3月は 「たかこ」新刊4巻の発売とか ダンナの新連載情報もあるから早く立ち上げないといけないのです。どーする?どーなる?

お楽しみにね。



そして今まで 長らく「手前味噌」を読んでくださり、わが家計を心配してくださった アナタ、ダンナの行く末を案じてくださってるアナタも どうもありがとうございました。また会おうね。






気がつけば新年

今年もあけましておめでとうございますです。よろしくお願いいたしますです。

結局暮れからほぼ不休で今にいたるカンジです。どーなるんだろう今年。自分的にも世界的にも。予測がつきません。



そういえば先日、大好きな吉行淳之介氏と和子さんのご母堂・あぐりさんが107歳で亡くなられましたが、和子さん曰く、「のんきで頑固な母」であったそうです。カッコイイな。私もそうでありたいな、今年は、いや今年以降 それでいこう。そーしよう。



そうだ、だんなの単行本が出ます。「scatter」6巻。よろしくです。







あと読み切りが発売中のスペリオールに載ってます。アリマストンビルなる建物を自力で建築・工事している岡さんて方のお話です。 是非ご一読ください。

そんな ダンナ、新連載の準備中。日々 イラついております。詳細はまた近々お知らせしますので、新井読者の方々、お楽しみに待っててくださいね。


                 
自分の近況といえばー三が日からエレカシ武道館に行って最高やった!ぐらいですな〜。 みうらじゅんさんのコラボTシャツが売っており、ファンゆえ買いたいなーと思いましたが、自分が着るには若干難しいか?と思いやめました。

しかしミヤジはますますカッコイイなあ。イシくんもせいちゃんもトミも4人とも50近いおっさんに見えないなあ。同い年だというのに自分ばっかりばーさんになってきてるようで切ないです…。



そうだ、去年から読みたかったマンガもようやく買いました。高野文子先生の「ドミトリーともきんす」と雁須磨子先生の「右足と左足のあいだ」です。もう大満足。ウツウツも吹き飛ぶ楽しさ。 幸せな時間でしたねえ。今年はもっといろんな本が読みたいです。昨年は ほんとに読書できなかったので。



あと「おと週」のBONごはんのおかげで新しいメニューは増えたものの普段のごはんが手抜きが多くなってる気が…寒くなってから鍋ばっかりだし。普段のごはん、がんばりたいです。



そんな中先日久々にちゃんと丁寧にごはん作るかと 張り切れば、ダンナも娘も出かけてしまい 残された ばーさん(自分の母)と2人で食べたメシがこれです。







ぶりの照り焼きに春菊の柚子和え、正月野菜の残りで煮物、コンビーフ入りマッシュポテトというところ。もっとマメにならんといけませんな。激疲れであろうとも。お手紙やおハガキくださる方々、お返しも覚束ない状態で申し訳ございません。



だらだらと今年の希望など述べてみましたが、代わり映えもなく、今年も「たそがれたかこ」と「BONごはん」、ダンナ漫画共々よろしくお願いいたします。

どっちか売れるといいけど、お若い方々が希望を持って生きていける世の中になってくれたらそれでいいよなーと思う今日この頃。

緊急 御礼申し上げます

あんまりにも変な展開で、

「ドッキリか?(いや、だれが 何のために)」、

「これはアレだな。なんか どこかに オトナの事情が…」

と疑ってかかったりとか、

「なんか自分がいるべき場所とちがうがな」

と居心地の悪さを感じるばかりで、ちっとも喜べなかったのですが、これはようするになれてないんだな、こういうのに、と思い当たりました。だんだんジワジワ嬉しくなると思います。



この度は「このマンガがすごい2015」のオンナ編8位に「たそがれたかこ」を選んでいただき、みなさまどうもありがとうございました。



前置き長くてすいません。

ねえ、自分で言ってたくせにねえ

「このマンガがすごいの年間ベスト10に入ってみたい」

って。いや、あれは

「まあ、そうは言っても入るわきゃないわな」

と半ば諦めからきたヤケクソ発言でありーそう、ここ数年 ヤケクソで生きてるんですよ、私。もうなんもかんもヤケクソ。以前なら

「こんなこと言ったら(やったら)ダメだよね」

と留めていたようなことでも

「うるせえ知らねえやっちまえ」

てなカンジ。 単行本のあとがきにそれが顕著にあらわれとるな、と思います。 やさぐれてると言ってもいい。



それはなにゆえか、と言えば、やっぱりねえ、結果が出せなかったからでしょう。自分的にはこの10年間の仕事には悔いはない。描きたいこと描いたな、と思うし、好きだといってくださる愛すべき読者の方々もおり、その方々は少なくはあるけれど、150%読み込んでくださる、大事な大事な方々でありーもうそれだけで幸せじゃないか〜と強く思っております。ただ、昔ほど出版業界も元気なワケでなく、余裕もない(と思います)。そうすると数字的なことばかり要求されるワケです。いや向こうさんだってしたかないでしょうし、そうさせてるのは自分なんですが、世の流れ的に仕方ないことなんですな。 こちらも情けないワケです。一生懸命やってくださってる方々の前に 「数字」としての結果を出せないのは。やってもやっても出ないし。「おかめ」が終わった時はヤケクソのピークでしたね、今思えば。好きだったので、「おかめ」が。「結果が出せなくてスマン」と、やすこさんたちに対しても思いました。

そんな言わばヤケクソに突っ張って始めたのが「たかこ」なワケです。 もうマシンガンズダダダダーと振り回しながら

「これでも喰らいやがれ〜!!」

ぐらいな勢いですな。だれに?今思いましたが自分を相手にもしてくれない善良な世の中に、と自分にですね、きっと。

俺たちに明日はない」のラストシーンぐらいな気持ち。しかしそれならもーちょい勢いのあるマンガになってもよかったよね。そうはならずにノタノタゆーっくり進んでるのは本来の自分のヌボーっとしたトコがさらに濃い形で抽出されたんでしょうな。



なんやかんやいいいましたが、ヤケクソに、でもウキウキしながら楽しく描いてます、「たそがれたかこ」。これを機に いろんな人に読んでいただいて、連載が少しでも延命できれば、言うことありません。どうぞ、45歳たかこさんと48歳やさぐれおばさんを見守ってやってください。



以上、「このマンガがすごい2015」ランクインに関する御礼でございました。



でもやっぱり 「言霊」あるんだな…山岸先生は弥勒菩薩の生まれ変わりかもしれませんな

と いうわけで、みなさまほんとにありがとうございます(涙)






トークショーへいらっしゃい

みなさま、いきなり突然の告知なんですが、以前にも言うてましたダンナのトークライブの件覚えていらっしゃるでしょうか。日程が迫っており、再度宣伝するよう言われ、ブログを更新しております。以下 告知↓



12月11日19時30分から阿佐ヶ谷ロフトAにてトークライブをやります。タイトルは


「我ら同級生 新井英樹×溜池ゴロー同級生トークライブ



ゲストは「5時に夢中」でお馴染みの岩井志麻子さんです。




遊びに来てくださったみなさまには 新井英樹オリジナル缶バッチをプレゼントらしいす。師走のお忙しい中、そんな時間ないかと思われますが、どうぞ遊びにきてくださいませ。



すぎむらしんいち先生のツイッターでも宣伝していただいてるようで…お手数おかけしております。

私のブログだけじゃそんなに宣伝にならないと 、ダンナも思ってるようで。むぅぅ… 宣伝力を磨くのが最大の課題ですな、ウチんち。





告知だけでは ナンなので、本日のわたくしのお話でもしましょうか。

今日は取材で鶯谷へ行ってきました。一人で写真撮ってると 怪しまれたり、イロイロ難しいので、アシさんのKさん(20代女子・可愛い)に同行してもらい、Kさんに被写体を演じてもらいながら写真を撮りまくりました。そしたら!ラブホテルの前で、ナンパされたぜ!

「3Pでもするつもりだったんですかね」

とKさん。

「ええっ 私はちがうでしょ。きっと『ウチのコは高いよ、このくらい』とかって牛耳るババアかと思ったんじゃ…?」

とかなんとかいいながら、こんな50近い眉毛の手入れも行き届かないオバンに欲情を催してくれたなら嬉しいなあーと思いました。たぶんKさん目当てでしょうけどな。

はい、お粗末でした。






3巻発売中です

出ました、「たそがれたかこ」3巻! このブログ読んでくださってるマニアなあなたならもう買ってくださってるとは思いますが。一応。念のため。

なんと雲田はるこちゃんの推薦コメント帯付き。 すごいなあ。雲田さんはホントにスゴイと思う。たいがいあんなに売れてる漫画って実際読んでみると

「ほー…これが…」

(いや変な意味じゃなくて)と、なんか高い敷居を感じてしまうんですよ、私あたりのひねた漫画家は。でもすらすら読めちゃう。

昭和元禄落語心中」は なんというか…ヤボな先入観吹き飛ばし、物語にやさしく受け入れられてしまうんですよ。気がつけば菊さんの大ファン。落語をあそこまで描けるのもスゴイと思う。
BLもサイコーやしね。 しかし 雲田さんのスゴイところはそこだけじゃないのでした。

忙しいと思う。そりゃもう売れっ子だし、すごい忙しさだと思うのです。たいして売れてない我々(自分とかダンナ)だって、なかなか貴重なファンレターのお返しなどを書いてる時間がなくて、

「すいません、要領悪くて…」

と反省の日々なのに。人の単行本のコメントなんて大変だと思うのですよ、雲田さんは、特に。 しかし二つ返事で引き受けて下さったそうで、(さあ、ここからがさらにスゴイよ、みなさん)しかも!イラストまで入っている!







これは我が主人公、たかこではないかっ!こんなの見たことないよ、イラストまでて。スゲー!とこちらはお里が知れんばかりの驚き。そして可愛い…実物より50%増しでかわいい気がする…。

「これは早くイロイロ宣伝しなくては!帯だけでも必見よ、とか言って」なんぞと思いつつ、また間が空いてしまい、気がつけば…!雲田さんがご自身のツイッターなどで宣伝してくれていた!という………。

もう穴があったら突き落としてほしいおばさんですよ。もう雲田さんに足を向けて寝られないですわ〜。 このお返しはどーしたらいいのか、今真剣に悩んでおります。

この場をお借りしてトドメの御礼申し上げます。ありがとう、雲田はるこちゃん。



そんでもって、なんかいつも ビッグな作家さま達にコメントいただき、(前回の神、山岸凉子大先生とか) 編集部のゴリ押し、いや必死で売り出そうとしてくださってる感を背中いっぱいに感じてるのですが…作風は変わらず、ずーっと地味でマイナーで、申し訳なく感じております。 いや、感謝しております。どっかで還してえなあ、めぐりめぐって世間さまに。



世間さまといえば、この一週間、「BONごはん」の取材から原稿UPに翻弄されてるうちに、さまざまな方が「たかこ」についてツイートしてくださっていて、びっくり!と同時に大変嬉しかったです。そう、そいで急いでブログに着手したワケです。なにしろひがな一日机に向かってるか、スーパーに買い物に行くだけなんで、書くこともなくー と書いててスーパーで思い出しました(ハイ、脱線)書くことあった。



みなさまに御礼申しあげる前に。最近「モーニング」に曽根富美子先生が描いてらっしゃるマンガ、みなさまご存知でしょうか。

曽根先生といえば、「EXPRESSION表現」や「含羞(はじらひ)−我が友中原中也−」などの衝撃の問題作を何本も発表されている、鬼才と呼ぶにふさわしい大先生のお一人です。

現在モーニングで連載なさってるのは「レジより愛をこめて〜レジノ星子」というショートなんですが、これがスゴイ! 今までもシリアスな作品の中にもユーモアがあり、なんだかほのぼのしてしまう場面などが天才的にお上手だなあと尊敬していたのですが、「レジより愛をこめて」に至っては、普通に読めば、ギャグ漫画といってもいいような、シニアの女性がその歳で初めてレジスターになった奮闘記なんですが、

「…この主人公のレジノ星子さんて…曽根先生自身だよね?」

と感じてしまうのは私だけ? あまりにも状況がリアルで…。

本編ではレジノさんは絵本作家(イラストレーター?)ということになってますが、イロイロあって貯金が底をつき、若い男友達に「プライド捨ててレジ打ちとかやってみたら?」と苦言されたことをそのまま「そっかあ」と素直に受け取り、近所のスーパーでレジの仕事を始めるのです。 まあしかし漫画の主人公というのは多かれ少なかれ作者自身が投影されるものですし、かといって100%作者かと言われれば、それも違うので、レジノさんが先生自身かどうかは正直わからないのですが。でも曽根先生がもし本当に、レジの仕事を最近なさってたのだとしたら、そして、それをあんなにカラっと悲壮感なく描かれているのだとしたら−やはりほんとにマジでスゴイ方だと思います。なんかショックでした私。漫画以外の仕事なんてできるだろうか?どこに置いてもウスノロの気の利かないババアでは?と常々自身を思ってますもんで。

曽根先生のようにただ事でない才能をお持ちの先生にちがうお仕事をさせてしまう世の中って…となんだかモヤモヤもしてしまうのですが。でも傑作なんですよ「レジより愛をこめて」。単行本になるといいなー。



というわけで、先程の御礼申しあげたい件ですが、ほんとにいろんな方々が取り上げてくださり、お一人お一人に頭を下げてまわりたいほど感謝しております。同業の漫画家の方、雲田さんをはじめとする、三角社ぴえさま、イシデ電さま、いけだたかしさま、そしてびっくり!志村貴子さま!みなさん普段から「むうー才能あるなあーいいなあ」と思ってる方々なので、ことさら嬉しいです。おばさん感動の涙。

漫画エッセイストやコラムニスト、評論家の先生方、漫画食堂・梅本ゆうこさまもほんとにありがとうございます。



ツイッターやってないもんで、お一人ずつ御礼するなど出来てなくて申し訳ございません。ほんとに気の利かないババアですいません。さらに編集の方、押してくださってる書店の方、いつもブログやツイッターで取り上げてくださってる 暖かいあなた(あなたですよ、あなた!)ほんまにありがとうございます。



嗚呼、感謝がとまらない。この感謝をカタチにしたいですなあ〜。良い方法があればツイッターなどで教えてください。ってやってないだろーが、ツイッター

「Bye Bye バニティちゃん」発売中

もう10月も終わりですか。すでに今年もあと2ヶ月だということにショックをおぼえますね、一年早いな。



もうじき3巻が発売となります「たそがれたかこ」であります。楽しみだなー。なにしろ書店さんに置かれているのを通常ほとんど見ないので 、自分が漫画家であることを忘れてるぐらいじゃよ。発売して数日間はたまに見るという、季節限定のアイスみたいなもんでして。この機会に見に行きたいなーと思います。



そして3巻から出てくる、ナスティ(「たかこ」を読んでない方にはわからないと思いますので説明しますと、主人公・45歳のおばちゃん、片岡隆子の愛するバンドがナスティインコという名前でして、通称ナスティなんであります)のメジャー初シングルの曲名に ここで初めてふれてみましょう。



タイトル「Bye Bye バニティちゃん」というんですが、このタイトル、今から30年以上前に出版された伊東愛子先生の漫画「Bye Bye vanity」から勝手に拝借いたしました。いわば
愛子先生へのオマージュ(のつもり)でございます。



漫画の内容自体は当時非常にハードで、まだ子供でしたワタクシには胸にグッサリくる話でした。大人になった今読んでも決して軽い話ではなく、主人公の少年・堅一くんは良家のぼっちゃんで一点の曇りもなかったのに、無精子症であることがわかった時から、跡取りであることにプレッシャーをかけられ、さらには子だくさんの幸せな家庭を夢見る恋人の弓子ちゃんを置き去りにして 一人都会で不良少年になっていくというあらすじ。でもそこには、変わっていかないものなど何もない、からまわっても汚れても生きていけ!的な強いテーマがストーリーをつらぬいているのです。



時代が今とはかなりちがいますんで、今読むと違和感を感じる方もおられるとは思います。途中暴走族みたいなお兄ちゃん方も出てきたりで、ワタクシも昔から馴染みのない世界でございますが、なにしろ伊東先生の絵が、もう独特で、そこから流れでる世界観が、なんというかーロックなんでしょうな。カッコイイのです。タイトルもめっちゃカッコイイなと子供心に思っておりまして、いや 今も思ってます。



それで「メジャー初シングルかあ。どんなんがいいかな」と思ってたトコに何だかこの「Bye Bye vanity」というタイトルがピカッときたのです。ただそこまでハードなイメージだとちょっと谷在家くんのカンジではないので「vanity」を「バニティ」とカタカナにして「ちゃん」を付けてみたー と。そんなカンジです。

初版の単行本もあります、自慢です。







カッコイイです。伊東愛子先生。



そしてCDジャケットですがー毎回考えるのが楽しいです。ホントに実在するミュージシャンのつもりで考えてるんですが。今回の「バニティちゃん」はジャケットの裏面でナスティのメンバーが小さめに出てるんですけど、こーいうの好きなんですよ。背景の中にミュージシャンがただ立ってるやつ。音楽雑誌を立ち読んでも 「うっ…この写真ツボや」と思うと つい買いがちです。今回は門前仲町にロケ行きました。門仲は大変生活観のあるワクワクする町なんですよ。居酒屋さんも死ぬほどあります。そんで、ちょっとかわいいお店もあったりとか。



今回のCDの写真撮影はお風呂屋さんの前にしました。色味がかわいかったので アルバムのジャケット(裏)のバンドメンバー写真背景にぴったりだと思いー描いちゃってから 「これ いちいち描くの大変かも…」と思うのはお約束。でも気に入っているのでヨシとする。3巻にはまだ載りませんが、BE-LOVE本誌の方ではチラチラ出しております。11月のアタマ発売のにかなり大きく描いてますんで、「どーら」と思った方は見てね。





さて、ここいらで ダンナニュース。9月に「空也上人がいた」を発売したダンナですが、このところトークショーのお話がチラホラあり、「なぜ?」といった感があります。いや、儲かってませんよ、最初にいっときますが。テレビとかとは違うので。どちらかと言えば、マニアックな部類のトークショーかと。つい先月にも IKKIの休刊を記念するライブに呼ばれ、編集長の江上さん、松本大洋さんとのトークショーに出演しました。(すいません見てないんですが)

松本大洋さんとは前回の故土田世紀さんの回顧展で京都で初めてお会いしたらしいのですが、なんというかー 松本大洋に一目惚れしまして、うちの英樹。今までその作りあげられたイメージで、勝手におしゃれ漫画家さんだと思っており、自分なんかとはする話もない、ぐらいに思ってたんじゃないかと思うんですよ。でも今年に入ってから、松本先生現在連載中の長編「SUNNY」を読んで、「なにコレ、ずるい!こんなカッコイイ絵ですげぇ人情話じゃねーか!こんなもん泣くわ!傑作だわ!」と大感銘を受け、さらに実際にお会いして、その職人気質、お人柄、たたずまい、その全てが好き!!とピーンときたのでしょうね。おさすがでございます、天才・松本大洋先生。



もう京都から帰ってきて大変だったんスよ。

「大洋さんがね、大洋さんがね」(ダンナのほうが年上)

と嬉しそうに話すダンナ、
 
「そんで?!そんで?!」

と コーフンの極みの自分。



「大洋さんに言ったんかい?大好きて」

と聞いて見たら

「ああ、言ったよ」

と言うてました。オモロイですな〜。



今ふとこんなこと書いていいのか?と思う。松本先生のファンの方、新井ファンの方が読んだら不愉快かな?不愉快だったらごめんなさい。まあ、中年の戯言だと思って軽く流してください。



脱線いたしました。



そんなダンナの次回マニアックトークショーのお知らせです。

なんとめずらしく自分で告知文を考えて、のせといて、と頼まれました。

以下 コレです。





昨年夏、実は高校の同期に「AV監督の溜池ゴローがいる」という情報を耳にし、調べてみたらクラスメートだったという流れで、いろいろあって12月11日に阿佐ヶ谷ロフトAでイベントをやることとなりました。

イベント後半からは岩井志麻子さんの参加も決定しました。

よかったら是非来て下さい。あとPR活動もほぼできないので 知った方 、情報の拡散お願いします。

             新井





とのことです。みなさま よろしくお願いいたします。





そーだ、ワタクシからもお知らせ。BE-LOVE編集部のツイッターですでにお知らせ済みのようですが、全国の書店さまへ。 11月13日発売の「たそがれたかこ」3巻を推してくださる書店さま、いや、3巻だけじゃなくていいですよ、1巻も2巻も、とりあえず「たかこ」推してやるわ、と思ってくださってる書店員さま、担当編集Rさんが特製手作り宣伝物をご用意しておりますので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ、編集部にお電話でも大丈夫です!とのことです。



スゴイなあ!なんやろ、手作り特製宣伝物とは?聞いておけばよかったなあ。私も欲しいなあ。それを持って全国まわりたいですな、リヤカーに単行本積んで。ラジカセも積む。大音量で好きなCDかけて、「毎度お騒がせしております…」てな。そこまでしなくても勝手に売れてくれるようになりたいぜ。よろしくです。