幸せよ、この指止まれ〜っ

いよいよ押し迫ってきましたね、師走も。

一番ヤバい〆切りをなんとかくぐりぬけたワタクシですが、まだ来年までにやっておかねばならぬ仕事(ネーム、カラー、オマケ等)や、娘や母の歯医者や検査、取材、挨拶などで、とてものこと、大掃除や正月の準備なんぞできません。年があければ、義母の一周忌&娘の受験。年中無休ですよ〜当店。



そんなおり、某有名美人漫画家さんの近況を読み、心底落ち込んだワタクシ。

「お正月はアシさんたちと海外旅行です」

…うらやましいっ。心底、全身全霊でうらやましい。まず、なにがうらやましいか、儲かってるのはモチロン、正月を自分自身の楽しみに当てられるのが、なによりうらやましいのであります、自分。大人になると、だんだんシガラミが増え、やれ双方の実家に帰らなくては、だの、病人が一時帰宅するから家にいないと、だの、はては青色申告の領収書を半年分整理して、年明けに税理士さんに送る段取りしておかねば〜!とかさ…。

もう書いてるだけでイヤになります。まあ、それだけ社会の中堅所になってきたのか、自分。っていうか漫画家という一くくりにはなってるけれど、明らかにセレブと庶民という格差があるんだから仕方のないことなんでしょーな。あぁ、気付いたらまたボヤいてましたね。すいません。いくらでもあるんで、ボヤキネタ。



あっ、まだあった!(もう、いいよと思う方、リタイアしてくださってよろしくてよ) 今回の〆切りの大詰め中、突如「親知らず」が痛み出すという不測の事態が…!ひどい痛みではないものの、タイムリミットの迫る中歯医者さんへ。若い頃3本は抜いてある親知らずなのですが、あまりに過去すぎて、どこに不発弾が残っているのかわからなくなっており、「ちがうかもなー。ってかちがうことを願うっ」と祈りつつ、口をあけると、先生ニッコリ「親知らずですね」。しかも、レントゲンによれば、今までの親知らず同様、横倒しになって生えちょるそーで…。さらにいうなら歯がデカイんですよ、自分。

先生「ウチでは無理なので大学病院で抜いてもらうのがいいでしょう、紹介状かきますよ」
私「いやあ〜しかし今はちょっと時間がないのと、あんまり痛くはないんですよ。昨日は少し痛いかなーと思ってたんですけど、今はほぼ痛くないよーな…」

先生「それはやはりあの…(言葉を選ぶよーに)十代、二十代の頃とはちがって、生えてこようとする勢いが…」

よーするにババアになってきたんで、急がなくてヨシ、ということらしいのです。時間のある時に抜いたらどうでしょう、ということで痛み止めを出していただき帰宅、すぐに原稿に取りかかった自分であります。



しかし、そんな自分を神様は見捨ててはおかずにいて下さったようで…。クリスマスイブに「僕らの音楽」にミヤジが出演してくれるというプレゼントがあり、おばさん生き延びました。新しいアルバムいいですね、エレカシ。仕事しながら毎日聞いてます。神様、エレカシ、ありがとうございます。



というワケでよーやく明日の光が見えてきたところで、バタくさい(?) メニューを二つ。

先日、アシさん飯をお休みした時、母と二人きりで簡単にすまそう、ということになり、ピザでもとるか〜と思いましたが、一枚ばかりとるの、悪いし、高いからなーと思い直し、ウチでトマトソースのみ手作り、スーパーで買ってきたクリスピー生地の上にのっけ、お好みトッピングをして食べました。この日は、ピーマン、マッシュルーム、海老、ベーコンをのっけてみましたよー。実に美味しでしたよー。





お次はクリスマス当日のアシさん飯。油淋鶏、サラダ、クリームシチューです。クリスマスなのにウチに軟禁されて仕事のアシさんたち。彼女は?!ホームパーティーとかはいいの?!と申し訳なく思いながら作りました…。





みなさんの上に幸せな年末年始があることを祈ります。アーメン。