情熱の衝動買い「ダンスマガジン」

連休も明け、社会も平常通りとなりまずまずですね。むろん、連休とは毎年無縁の我が家ですが。
どこにも出かけないまでも、毎年夢見るのが、ウチの中をキレイにすること。ほんっとに、ヘドが出るほど散らかってますよ、ウチ。
まず、漫画を始め、本の山。本棚に入りきらない本が、どの部屋にも散らかっており、本を読まない母・静子の怒りをかっています。
あと、資料の山、CDの山、ゴミの山等、山脈が連なって絶景を作ってます。それでも、子供が小さいうちは、仕事をセーブしていたこともあり、少しはキレイにしないと…お友達親子も来るし、などとミエを張り、今よりはマシだった気がします。
今や、漫画描いてメシ作るだけで、死相が出るくらい疲れるので、「見ぬモノ清し」とか「埃じゃ死なない」「モノカキの家なんてこんなもんだ」などの耳障りのいい言葉を並べて、居直るのがいつものスタイルになってます。たまに雑誌なんかで、自分より売れてて、仕事量ももちろん多いであろう漫画家先生の、オシャレですっきりした仕事場とか見てしまうと、一瞬殺意がわきますが、すぐに「だれのせいだよ、エ?!」と、自分内で逆ギレして反省します。あああ…今日も散らかってる。



とにかく、これ以上本を増やしてはいけない、なんか捨てるか、新たに本棚を買うまでは…。と肝に命じているハズなのに、やっちまいました。神保町で…。
だって古本屋さんばっかりで、天国すぎですよ、神保町。しかもよりによって雑誌のまとめ買い〜、うわ〜、一番片付かね〜。



「ダンスマガジン」の創刊号から3号まで…。
「なーんだそんなもんか」とお思いかもしれませんが、ウチにはすでに置き場がなく、私のクソ狭いコキタナイ仕事場にダンボール詰めにされた「ダンスマガジン」3年分ぐらいあるのに… 。
そう、ご存知の方も少ーしおられるかもしれませんが、ワタクシ、ガラにもなく、バレエが大好きなのです。しかもキレイなチュチュとか、お姫様ものにはあまり心動かず、というか男性ダンサーが、何者かに憑依され、儀式のように神聖であったり、官能的であったりするのが好きなのです。だから故モーリス・ベジャールさんの世界とかがたまらんのですが、興味のない方にはつまらん話だと思います。すいません。
そーいった方に簡単に説明しますと、ベジャールさんとは、「ボレロ」というバレエを振り付けた、才能あふれる、神様のようなオッサンです。
そしてジョルジュ・ドン… 。「ボレロ」はもちろん、他の素晴らしいベジャール作品に欠かせない唯一無二のダンサー。彼は早世されたので、私はビデオでしか見ておりません。惜しいっ。
僕がアナタを知った時は、アナタはこの世におりませんでしたなー(「拝啓ジョン・レノン」by真心風)という訳で、「ダンスマガジン」創刊当時はリアルタイムで、ジョルジュ・ドンがバンバン踊っていた頃。お宝写真満載。これを買わずしてどーする〜、しかも一冊300円(現在、1500円もするのに) 。 そーか、私に買われるためにこの本達はここにあったのだな〜とか運命論で自分を納得させました。
連休の収穫、これだけ。





ホントにボヤキネタばかりで、申し訳ないので、たまには自慢をしてみますね(手前味噌だもんね、何度も確認しないと怖いけど)。
ちょっと前ですが、尊敬する業田先生(恐れ多いことにお会いしたこともありませんが)からサインをいただきました。



嬉しいのに無造作に置いてあります。かわいいでしょ。