修羅場メシ 其のニ 八ツ頭メモリー

今日も修羅場。でも昨日より先が見えてきたので、ちょっと元気です。



今日も今日とて簡単メニューはないものかと頭を捻っておりますと、冷凍庫にツボ鯛の半身六枚を発見。これを焼くことにする。おいしいんですよねー、ツボ鯛。これも生協でお手軽価格で買いました。こんがり焼いて、レモンをキューッと絞ると、適度な塩加減とマッチしてウマイです。あとは困った時の麻婆茄子とカボチャの煮たのでいいかーと献立が出来上がりました。
そう、仕事が詰まってイライラしている時は定番料理に限ります。そーすりゃ頭は仕事でいっぱいでも手が勝手に動きますもんね。困ったからといって、料理本とか見ちゃって、目新しいオカズとかに挑戦すると大後悔します。脳ミソ切り替えられなくて。
そんなこんなでスーパーに行き、いけないものを発見!!



大好物の八ツ頭(やつがしら)。と、こう書いても、お若い方には、ナニ?ソレ?てなことになりましょう。八ツ頭とは里芋のイトコみたいな、ひとかたまりなゴツゴツとした、妖怪みたいな格好のイモで、お正月に煮物でいただいたりするヤツであります。
これ、見かけに反して、ほんとに美味。あんな醜い表面の中にこんなにおいしい身が詰まっているなんてー。尊敬します。そんなイモになりたいスよ、自分も。
そしてよせばいいのに、メキシコ産カボチャをスルーして、埼玉産八ツ頭購入。味のある素晴らしき八ツ頭様ですが難を言えば、皮むきが大変ということ。しかし、ここは同じく八ツ頭様に惚れてる、我が母に皮むきを預けることに決め、持ち帰りましたよ。
濃い目にとった、昆布と鰹ぶしのだし汁を煮立て、ひと口大の八ツ頭を入れます。鰹ぶしは特売で買った安いヤツですが、昆布は今病身の義母が北海道から取り寄せてくれた、スゴ〜くリッパなヤツです。親ってほんとにありがたいものですよね〜、お義母さんありがとう。
また話しそれましたが、そのだし汁に、砂糖、酒、薄口醤油、カツオ風味調味料、塩で味を付けて、八ツ頭の煮物の完成で〜す。



その昔、亡き父がよく煮てくれた味を思い出しつつ、似せて作ったつもりですが… 。まあ、イモがいいからなんにしてもうまかったです。

さあ〆切り〜 がんばります。